教誨
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教誨

891円 (税込)
623円 (税込) 6月26日まで

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女性死刑囚の心に裡に迫る長編犯罪小説!

どうすれば、事件は防げたのか。すべての者の鎮魂を願う。
――柚月裕子

吉沢香純と母の静江は、遠縁の死刑囚三原響子から身柄引受人に指名され、刑の執行後に東京拘置所で遺骨と遺品を受け取った。響子は十年前、我が子も含む女児二人を殺めたとされた。事件当時、「毒親」「ネグレクト」と散々に報じられた響子と、香純の記憶する響子は、重なり合わない。香純は、響子の教誨師だった下間将人住職の力添えを受け、遺骨を三原家の墓におさめてもらうために、菩提寺がある青森県相野町を単身訪れる。香純は、響子が最期に遺した「約束は守ったよ、褒めて」という言葉の意味が気になっていた――。

※この作品は過去に単行本として配信されていた『教誨』 の文庫版となります。

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教誨 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とても切ない小説でしたが、最後まで一気に読んでしまいました。人の罪とは何か、愛情とは何かを考えさせられました。

    0
    2025年06月10日

    Posted by ブクログ

    2人の幼児殺害で死刑になった響子。響子の遺品と遺骨の引き取り手に指定された遠縁の香純。
    香純は響子の残した言葉が気になる。また遠い昔に1度だけ出会った響子の人となりと、残忍な犯罪が結びつかず、犯罪が行なわれた響子の故郷に行った。
    地方の閉鎖的な町、昔ながらの家柄などによる差別、家父長制の害を煮詰めた

    0
    2025年06月04日

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    子供2人を殺した死刑囚の心のうちを描き出す傑作。
    彼女の、なにが、そうさせたのか。
    誰も、助けられなかったのか。
    あまりにも悲しくて切ない。

    0
    2025年05月11日

    Posted by ブクログ

    実話とそうでない部分の区別がつかないけどそんな事まったく気にならないストーリーの展開で全てが実話であった様な不思議な読後感でした

    0
    2025年04月26日

    Posted by ブクログ

    夢中になって読んだ。なんか悲しい話。
    響子の人生ってなんだったんだろう。父親の虐待、母親の異常な過保護、元旦那も付き合った人たちも誰も味方いないっていうか、母親ももっと響子を守ってほしかった。
    それと死刑執行のリアルさが怖かった。
    今でも小島町みたいな田舎の町はあるのだろうか。

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ

    1ページめくったら読みやすくていつの間にか読み終わった。文字から風景が見えてきます。
    後半になるにつれ切なく、主人公の気持ちになると涙が止まらなかった。もう一度読みます。

    0
    2025年04月14日

    Posted by ブクログ

    約束は守ったよ、褒めて」
    死刑囚・響子が最後に遺したこの言葉が、何を意味していたのか。
    物語は、その謎を少しずつ解き明かしていく。

    犯した罪は決して許されるものではないけれど、彼女の生い立ちや環境を知るうちに、もしほんの少しでも違う人生があったなら——と考えずにはいられなかった。
    その一言に辿り着

    0
    2025年06月14日

    Posted by ブクログ

    我が子を含む二人の女児を殺害したとして死刑を執行された三原響子。彼女の最後の言葉、『約束は守ったよ、褒めて』。この言葉の意味を知るために、響子の遠縁にあたる吉沢香純が行動する。早見和真氏の『イノセント・デイズ』を思い出した。哀しい。

    0
    2025年06月08日

    Posted by ブクログ

    「約束は守ったよ、褒めて」という言葉で救われるのかと思いきや...。最後まで「可哀そう」な真実。
    柚月裕子さんのスピード感が自分に合っていて、いつも一気読み。香純というキャラクターを掘り過ぎない所も程よき。ただ親戚関係がなかなか頭に入らなくて何度も確認してしまった。

    0
    2025年05月19日

    Posted by ブクログ

    読み終えて、何だろう、哀しいのだろうか。
    人とは、親とは、何だ?
    目頭が熱くなった。
    何だろうか、この感情は。

    0
    2025年05月18日

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