貧困とは何か ――「健康で文化的な最低限度の生活」という難問

貧困とは何か ――「健康で文化的な最低限度の生活」という難問

880円 (税込)

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3.7

貧困とは「お金がないこと」だと思っている人は多い。では生きていくための最低限のお金さえあれば貧困ではないのか? 貧困の定義は実は時代ごとに課題にぶつかり、形を変えてきた。貧困層を劣った人間と見なす優生思想、男女差別を前提とした家族主義、子どもを救うに値する/しないに選別する投資の論理、貧困を努力の問題に還元する自己責任論……。気鋭の研究者が、「貧困」概念をめぐる議論と問題点を整理し、「貧困」が今もなくならないのはなぜかという根本的な問いに対峙する。

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貧困とは何か ――「健康で文化的な最低限度の生活」という難問 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    貧困について、歴史的に絶対的貧困→相対的貧困→社会的排除のように認識が変化してきている。
    絶対的貧困とは、食事や栄養が取れないのように、動物的生存のために必要なことが欠けていること。相対的貧困とは大多数に比べて所得が欠けていること。社会的排除とは、社会参加できていないこと。社会参加できてない=社会的

    0
    2025年05月27日

    Posted by ブクログ

    同時期にウェルビーイングにまつわる新書に触れていた比較でいうと、本著は「絶対的」「相対的」という貧困像から現代的な社会排除理論という流れが端的にまとめられていて入門書として好感が持てた。
    いずれの書籍でも宇沢弘文の社会的共通資本などの自分好みの複数の著述が紹介されていて、やはり関心の程度が高いことを

    0
    2025年03月29日

    Posted by ブクログ

     「貧困」の概念・定義の変遷。絶対的貧困から相対的貧困、そして社会的排除へ。私たちの貧困の概念は絶対的貧困や相対的貧困にとどまっていないだろうか。

     生活保護などによる絶対的貧困や相対的貧困の「所得の平等」から、社会的排除を克服して「自由の平等」へと世界の貧困概念は変わってきている。

     私たちは

    0
    2025年03月20日

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