作品一覧

  • ソヴィエト・デモクラシー 非自由主義的民主主義下の「自由」な日常
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    1巻3,190円 (税込)
    非民主主義的な全体主義国家だったと言われるソ連は,デモクラシー(人民の権力)を重視し,人びとから寄せられる膨大な数の陳情・意見に真剣に向き合っていた.体制に容認された自由と政権の目を盗んで得た「自由」をも謳歌していた人びとの日常を一次史料から丹念に再構成し,ソ連型民主主義の実態に迫る意欲作.

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  • ソ連という実験 ──国家が管理する民主主義は可能か
    3.0
    1巻1,815円 (税込)
    社会主義国家ソ連は、計画経済を行っていたが、すべてを「国家」が運営しきることはできず、「社会」との協働を模索していた。また、「一党制」でありながら、民意をまったく無視して政治を行うことはできず、民意のくみ取りに多大な労力を費やしていた。それらの試みは、どのように行われ、どのように失敗に終わったのか。歴史上最大規模の「実験」の実態を豊富な資料と内側からの視点で描く異色のソ連史。
  • ソ連史
    4.1
    1巻880円 (税込)
    一九一七年の革命から生まれ、一九九一年に崩壊した社会主義国家・ソ連。二〇世紀の歴史上に巨大な存在感を持つこの国は、いまだ「冷戦の敗者」「失敗した社会主義国」「民意を無視した全体主義国家」といったイメージで論じられる。しかし、その歩みの内側からたどると、従来の印象に収まらない様々な試行錯誤がおこなわれていたことが見えてくる。簡潔で奥深いソ連史入門。
  • ソ連史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    以前からソ連に興味があったものの調べもせずぼんやりと生きていたため、ようやく手を出してみました。ソ連史の全体について要点を抑えつつ多面的に書いてあり、良書でした。

    実態が伴わないながらも一般的なイメージの一党独裁的なソ連というより、遥かに自由(統制しきれなかったとも言えるが...)で、国民の声を聞いていることに驚きました。
    また、国民側も不満一色という訳ではなく、明るい未来を信じて共産主義建設のために献身した人々が少なからずいたことも驚きでした。
    投票率の高さや国への投書の数はすさまじく、また国側も民意を組む意図があったというのは、政党を選べない一党支配だからこそ国民も「この政党に変わっても

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    2023年07月20日
  • ソ連史

    Posted by ブクログ

    名前を知っているだけの旧ソ連の歴史や指導者たちについて
    その善悪も入門レベルで知ることが出来るように思う。
    ”悪”とみなされることの多い旧ソ連。
    結果としてうまくいかなかった事実は揺るがないが、
    民意を汲み取ろうとし、民意に応えようとした事実もまた揺るがない。
    教科書だけでは分かりえない一国の歴史の一面を、
    もっと興味をもつように書かれた一冊

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    2021年02月04日
  • ソ連史

    Posted by ブクログ

    偉大なゴルバチョフ、そしてスーパー独裁者スターリンの足跡と、ソ連の社会主義における計画経済を深くしれた。

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    2019年11月09日
  • ソ連史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    非常に読みやすい文体で、時代や分野の記述バランスも良い感じ。頭のなかにソ連史の時系列・因果関係的地図を描くことができた。ゴルバチョフの回想録?の引用が随所に登場し、(史料としての批判は必要だが)とても興味深い。

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    2019年02月03日
  • ソ連史

    Posted by ブクログ

    淡々と中立的にソ連の通史を扱う。極端な事例からは教訓を多々得ることができる。現代日本にあまり引きつけすぎるのは良くないものの、いくつかの点では非常に示唆的だった。本当にソ連というのは、理想社会だったのだなあ、ということが強く残った。共産主義自体は日本以外のどこかでまたやってみてもいいんじゃない?とは無責任に思う。

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    2014年03月10日

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