幸崎ぱれすのレビュー一覧

Dom/Subユニバースもので事件ものとしても面白かったです。
高い知能を持つSubの桐生の事件を追うのには優秀なのにその他がとにかポンコツ(興味がなくどうでもいい状態)プリが酷くて。
でもそれにも生い立ちや過去の事件等が関係していて心の奥は純粋である事がわかってるから切なくもあり。
そんな桐生の擬似パートナーとなったDomの武岡がとにかく桐生を放っておけなく構い倒すパワーに桐生も次第に懐いていくのが可愛かった。
桐生の普通のDomとSubのプレイで得られるSubスペースには入れない事にも武岡は理解し桐生を可愛がり好きになり、途中武岡の元妻の事で桐生が誤解しそこから桐生も武岡を好きだと気づいて...続きを読む思いを伝え合い本当のパートナーとなれたのは良かったです。
けれど追いかけていた連続事件の犯人を追いかけている最中に武岡を大切に思いすぎて苦しみながら心を閉ざし別れを告げた桐生には涙が。
それに落ち込み悩みやはり桐生と離れる気はなくなりふり構わず行動する武岡、カッコよかったです。
事件の驚くべき真相、桐生あわやの事態に現れ助けた武岡最高でした。
事件も落ち着き改めてキチンとお互いに言葉にして色々と伝え合い共にこれからもパートナーとしてよろしくとなれて本当に良かったです。
桐生の途中まではとっつきにくく、その後ツンデレからの武岡への甘えん坊へと変貌たまらなかった。
SSでは桐生の可愛さ爆発してて武岡の桐生の痴態をみたい選択、笑えました。

特典ペーパーでは武岡が風邪を引き、あ〜桐生可愛すぎでした。

オメガバースもの、しかも死に戻りがあり中々複雑でしたが面白かったです。

オメガに変異した騎士のレーゲンが幼なじみのベータのブリッツを死なせない為に命を懸けたのに何故か過去に戻っていて、ブリッツを死なせない運命を変えようとするけれどダメで、を繰り返すこと5回とか辛いよなぁと。
でもめげないレーゲン。
しかし今回はブリッツの行動や態度がレーゲンをとにかく思っているのが感じられていて、実はブリッツも同じくレーゲンを守ろうとしていて過去に戻っていて(この時点での2人のやり取りとかは説明するのは複雑なので読んでもらいたいし割愛します)2人で変えていこうと協力していくのがカッコイイです。
けれどレーゲン...続きを読むの前に現れた運命の番であるリーアにより事態が変わりレーゲンが取った決断が切なくて。
しかしそんなレーゲンに対して脳筋のブリッツの行動と言葉がもう最高でした。
そんなブリッツにレーゲンもブリッツと共に生きる道を決意し闘い勝ち取った未来、良かったです！
オメガだから、アルファだから関係なく心から愛し合っているのはわかっていたけれどブリッツも遅れてアルファに変異してレーゲンとつがいになれたのには心から嬉しかったです。

2人のやり取りが甘いけど乱暴な時もあったりと掛け合いが最高に息ぴったりなのも良かったです。

特典ペーパーでは2人の結婚式が描かれていて幸せな2人、最高でした。

大人攻めフェチの性癖に刺さりすぎて最高でした！
攻めの武岡さんは、強すぎるDom性故に相手を傷つけないよう、意識的に“庇護欲”に全振りしていて、とにかく優しいんです。

Subのお世話をして、とことん甘やかす事でDomの欲求を満たしていた筈なのに、受けに惹かれるにつれて“支配欲求”がムクムク育っていって……
優しさの権化のような武岡さんが、受けだけに見せる強めのDomっぽさに「何ソレめちゃくちゃ萌えるーーー！！！」と荒ぶりました。
支配欲が強まっても〚桐生第一〛で相手を思い遣る優しさを保っているのは流石です！
でも、エッチで意地悪なコマンドを使っちゃうのも素晴らしい(合掌)

そんな武岡さんに...続きを読む、徐々に心を開いていくトラウマ持ちの受け・桐生
最初は武岡さんの名前すら覚えない塩対応だったのに、最終的には武岡さん大好きになる変化が可愛すぎて堪りません♡
生まれつきの特殊能力のせいで、他人との関わり方が分からず、実は凄く健気で思い遣りのある優しい子なのに誰にも伝わらなくて孤独を抱えている…という(泣)

この彼のポンコツな健気さが、いじらしくて愛おしくて堪らん！抱きしめたい！！！となりまして。
だからこそ、武岡さんが桐生を「お前は本当に≪良い子≫だな、≪可愛い≫な」って褒める度に、私の庇護欲も満たされていって満足感が半端ないです。

そして、Dom/Sub設定を活かしたミステリーとしての完成度も高く、実際にDom/Sub社会ならこんな事件ありそうだな…と思うほど自然で没入感も抜群◎

性格も価値観も正反対のふたりが、事件を通してバディとしても恋人としても最高のパートナーになっていく様子が丁寧に描かれていて、〚溺愛に至るまでの過程が大事派〛的には大満足な一冊でした♡

とても良かったです！

長く幽閉されていたオメガのシオンが人質兼側室として向かった先で王弟ラルフにより、目的は発情不全を治す為だったけれど感情を持ち始め初めの頃の排他的と言える発言や表情が可愛らしくなっていくのが凄く良かったです。
言葉が足らないラルフだけれどシオンの全てを諦めてしまっている事に気づき次第に何とかしてやりたいと思い頑張る姿も。
シオンの咄嗟に出る天然な言葉とかが可愛くて仕方なく、ラルフがそれに煽られてしまい出す「くっ」とかの言葉には笑ってしまいました。
シオンは王の側室にならなければならないのだけれど諦めることをせずに王にしっかりとシオンを好きだと伝えに行ったラルフはカッコよか...続きを読むった。
王のヴァレリーがこれまたいい味出してくれてて2人を結びつけようと考えていたとか応援していてくれていたのが食えない人だけど良い人だと。
晴れて番になれた2人、本当に良かったです。

2作目ではシオンが伴侶として頑張らねばと思うのにラルフに大切に甘やかされてばかりで中々上手くいかずに落ち込んでしまうのが可愛くて可愛くて。
そんな時にラルフ、国がある策略に陥れられそうになってどうなるのかとハラハラしたけれどシオンが内心は心細いのに立派に対応していく姿には感動しました。
ラルフもシオンのおかげで助かり無事に帰ってきてホッとしました。
初の発情期を迎えてラルフと過ごせる事になった時にようやくシオンが心細い事や嫉妬などを打ち明けるときに「うわあぁん」泣きじゃくる場面が可愛すぎてたまらないです。
そんなシオンをひたすら可愛くたまらないと溺愛しまくるラルフ、この先もラブラブ溺愛な2人でいるのかなと(笑)

所々出てくるシオンの可愛い叫び、好きです。

特典ペーパーではお互いに惚気あっててwww
ご馳走様でした。

来年には続編が出るとか！楽しみです。

【お前はただ黙って俺に愛されればいい（獅堂）】

エロス度★★★★★★

おやおや、〝神の手〟を持つ天才外科医にガチ惚れされてアタックされまくる新人外科医のお仕事BLな恋がたまりませんね。

獣人やケモミミ・シッポ、身長・体格差といった要素に加えてクソ真面目でクールな雪野の変化がとても魅力的。

自分に絶対的な自信を持ち、ナチュラルボーン傲慢な獅堂がこれでもかと雪野に愛を囁きまくる王者からの献身的で健気な求愛がツボり、カッコいいだけでなくカワイイ面もあるギャップにヤラれます。

ライオンにロックオンされ、ひたすらスリスリゴロゴロこしょこしょされる小動物が最高です。

新人外科医の雪野に惚れてしまった天才外科医の獅堂の嫌味のない強引なら押しが中々良かったです。
雪野が獅堂は傲慢さはあるけれど実はそこには天才ならではの天然さだとわかってきて、そして獅堂の自分を大切にしてくれる優しさにはじめは相手にしていなかったけど惹かれずにいられないのは分かるなと。
けどいざ彼の気持ちに応えようとした矢先の獅堂の態度と言葉は辛かった。
それには訳があり、でもそれにハッキリとした態度をとった雪野はカッコよかった。
獅堂にとって自分は釣り合わないのではと悩みながらも出した決意が。

2話目では晴れて恋人同士になれたけれど遠距離恋愛になってしまってお互いにお互いを気遣い過ぎてすれ違...続きを読むいが生じてしまうのは切なさがあったけどそこもしっかりと乗り乗り越えられて良かった。
不安な気持ちは言葉に出して伝え合う、大切ですね。
でもかなりのバカップルぶりには笑うしかなかったです。

とにかく仕事に真意に取り組む獅堂と雪野、特に雪野は素晴らしかった。
お仕事BLとしてもとても楽しかったです。

オメガの恭は元組対刑事。

退職後も追い続けるとある事件がある。
捜査中に巻き込んでしまったアルファの昂希。
昂希は絶妙なダメ男。
そんな昂希は「面倒くさい」と言いながら恭を助けてくれ…。

恭が何故その事件を追う理由が切なかった。
でもまさにじゃじゃ馬な恭の行動に昂希も付き合っていき軽快な言葉のやり取りとか次第に惹かれていく所が良かった。
腹に銃創を持つとか、それを誇らしげに語る恭、カッコイイくらいで。
でも告白してからの恭は可愛くて。

2篇目では昂希が求める番に可愛く甘え頼ろうと頑張る恭だけどやはり本質は帰られるものではなく、しかもそれが勘違いとか可愛すぎて。

ラストのサプライズ、最高...続きを読むでした。
この2人、ドタバタしながらも甘く楽しい毎日を過ごしていくんだろうなと笑顔になれます。

特典ペーパーではお互いに褒めあってとラブラブっぷりが微笑ましかったです。

【俺があんたの分まで、勝手にあんたを大事にする（昂希）】

エロス度★★★

昂希と恭が紡ぐ恋物語♡
恋人を喪った事件の情報を集める元刑事のオメガ・恭と暴走しがちな彼を放っておけず関わることになるギャンブラーなアルファ・昂希の組み合わせが面白かったです！

ダメ男感漂うけれどいざって時には頼りになる昂希と見た目に反して中身が猪でめんどくさい界の世界王者な恭のキャラのギャップ、2人のやりとりなどが魅力的♡

サスペンスアクションとラブストーリーのバランスも素晴らしく、昂希に徐々に惹かれていく恭の気持ちの変化や雄々しい恭の可愛くてえっちな萌えが本当に最高でした♡

【これからは霊でも人でも、すべてのものから爽磨を守るから、俺の恋人になってください（大毅）】

エロス度★★

大毅と爽磨が紡ぐ恋物語、開幕♡

霊がきっかけで恋に発展していくオカルティック・ラブで、淡白であった大毅が爽磨のことをこれでもかと溺愛したり構ったりする甘々さに悶え、さらに爽磨の素直じゃないツンデレ属性や怖がっていた霊に対しても発揮してしまう斜め上のお人好しスイッチが可愛くてよかった！

また、付き合うまでの過程で【友達】という関係が障壁となり、両想いなのにすれ違っている焦ったさも美味しかったです♡

【好きだ、健。愛してる。これから一生、幸せにする（慧史）】

エロス度★★★★★

慧史と健の恋物語♡

義兄弟同士や年の差、同居といった萌え要素に加えて、佐倉ハイジ先生が描くイラストが可愛くて眼福です！

キャラの性格も、慧史の毒舌や健に対する【駄犬】呼びといった犬扱い、そして義兄大好きなブラコン・見た目に反してガテン系で持ち前のキャラで険悪な空気などをブレイクする健が魅力的♡

ストーリーは義弟の健視点で進み、慧史に対するブラコン以上の気持ちを自覚してからの意識したり悩んでしまう姿、恋人になってからの駄犬からの成長がたまらなく、慧史の顰めっ面の理由や義弟以上に重い彼氏が最高♡

いい話

素敵な終わり方だった。
最初は、どうなるのかと思っていたら、運命の番のこととか、見合い話とかどうなるのかと。ただ、
久利さんが、時々寂しいそうなところが書かれていたのが気に入る。
スピンオフで楓兄さんとの話出ないでしょうか。
とにかく表紙のイラストがカッコイイ

こういう話、読んでて恥ずかしくなりますが、好きです(笑)。

笠井さんの絵があってこそ、でもありますかね。

　研究一途で堅物優男なアルファと、ひどめの境遇や修羅場をくぐり抜けてきた強気オメガ。
　年上×年下。

　樹（攻め）は音緒（受け）のことをただの被験者だと思っていて、音緒は樹のことを「デカくて神経質そうな金持ちアルファ」としか思ってなかった。
　ノンデリな樹の言葉にチクッとしつつも、不意に見せた樹の笑顔を目にして恋に落ちる。
　はじめて自分からアピールして告白するもフラれるけど、めげずにアタックを続けるのが健気。

　そんな音緒からのアタックに応じない樹には、オメガの青年（橙也）と付き合ってた過去があった。
　しかも音緒と真逆のキレイめ儚げな外見。
　このシーンでは、音緒の心情も、当時の樹と橙...続きを読む也の関係性も含めて胸がぎゅっとする……！
「魂の番だから付き合って」と言って樹にフラれた音緒が、樹の口から過去に恋人だった魂の番の話を聞く場面は萌える。嫉妬が渦巻いちゃってる。
　音緒が好きになったきっかけの樹の笑顔は、実は過去の恋人を想っていた顔だと知って、自分は魂の番じゃなかったんだとショック受ける音緒がかわいそ可愛い。

　受けの口調はやや乱暴。
　攻めの母親がハイパー胸糞BBA（オメガ差別見下し）なので注意です。
　攻めの兄嫁も母同様で、The女みたいな性格ですごく不愉快な存在。このふたりのこと、誰でもいいから本当に処分してほしい。スカッとさせてください。

　あと、47%あたりの音緒のセリフ「久利の母親が」ってあるけど、「樹の母親が」の間違いだと思います。

　受けは、攻め好き好き大好き！　タイプ。
　攻めは、は〜うぜえめんどくせえ（表向きは）タイプ。
　しかも年上×年下。すっごい好きなシチュ

　血繋がってないのが勿体ないけど、ブラコンなら近親相姦が良かったなあという個人的な感想。いくら小さい頃に兄弟になったとはいえ、やはり所詮は赤の他人……。

　両親が寛大でよかった！
　性的指向を親族にとやかく言われたり、罵倒される描写が苦手なので、二人の両親がスルッと受け入れてくれて安心した。

　やっぱり一番よかったのは、矢印が受けの方が大きいこと。
　攻→←←←受、可愛い。

義兄弟の両片想いからの、両想いのお話。
兄の慧史は、冷静に振る舞いながらも耐えてる様子で、弟の健はブラコンからやっと好きを理解する(周りはブラコンじゃなくて好きなのわかってたけど)。
そして、両親もできた両親で喜んでもらえて、ラブイチャ同棲生活。
個人的に、報われなくてその後救われる話や、もっと意地っ張りだったりする方が好きなので、☆3に。
幸せしかいらない人には、オススメかな。