あらすじ
藤井(ふじい)の担当する洋裁教室の終了が決まり、パリ支店への転勤を希望する藤井。一方、何も知らない市江(いちえ)は、南洋裁店での日々の生活の中で、自分が本当に欲しいものを見つけることとそれを手に入れることの困難さを改めて心に刻んでいた。そして藤井のパリ転勤が正式に決定。それを耳にした市江は……。
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Posted by ブクログ
ワンピースを見ているお姉さんのお話はグッときました。
人は変われるのかな〜今だに答えを探しています。
藤井さんフランスへ…市江さんは…
ラストへむけてドキドキがとまらない!
ぜひ〜
匿名
えー藤井さん、パリに行ってしまうのー!
市江さんは、一緒に行かないのかな、、
行ってほしい気もするけど、南洋裁店を休業するのも、市江さんらしくないか、、
Posted by ブクログ
これほどまでに会話や文章が少なくて
目線や表情だけで言葉以上の心理描写できる作家さんは
そうそういないですよね。。。
絵の好みで言ったら積んであっても手に取らないタッチなのですが
物語に惹きこまれて全巻買ってしまうだけの魅力があります(笑)
Posted by ブクログ
藤井さんのフランス行きにより、お互いに、相手への思いを再確認したような巻でした。採寸しながらの会話がとても良かった。お互いにコートを仕立てようとする思いが重なるところが素敵。市江と藤井さん、言葉で示したわけではないけれど、相思相愛でお互いを尊敬、尊重している感じが読んでいて静かな空気感が好きです。
パリ支店の片づけに行くだけなら、早く戻ってきてくれるのかなあと今後が気になります。
着たい服を手に入れるために人が変わるのか、それとも、人に寄り添う服なのか。私は人に寄り添う服の方が好きかな。市江のやさしさを改めて思いました。
何だか重い話題が多かった気がするけれど、市江と藤井さんの別れへの布石だったのかな。
Posted by ブクログ
間や静けさの味わいが特徴の作品ですが、この巻はいよいよ研ぎ澄まされていて、良い読書だった。
普段、登場人物の言葉に共感することはあっても、自分のことを言われているように気持ちが重なることはあまりないのだけれど。
Posted by ブクログ
20140410
藤井さんが短期?でパリ支店へ…?
と思ったら、4巻抜けてたっぽい。
独特の距離感でお互いを大事にし合ってるのが伝わってくる話でした。
一辺倒に、相手に寄り添う"お仕立て"の良さだけではなく、その逆の良さもあると。
少し暗めだけど静かで好きだな。
映画化するのにびっくり。